妊娠後期のトラブル「妊娠高血圧症候群」(妊娠中毒症)の対策

妊娠後期の代表的なマイナートラブルのひとつに、「妊娠高血圧症候群」があります。以前は「妊娠中毒症」とも言われていました。今でもそう呼ばれる事があります。

症状としては、その名の通り、血圧が異常に高くなる、または高血圧に尿タンパクが伴います。高血圧は、血圧で上が140mmHg以上、下が90mmHg以上の状態を言います。

妊娠後期になると、体内の血流量が普段の1.3~1.5倍になります。お腹の赤ちゃんにたっぷり血液を送り込むためです。その為、妊娠後期は誰でも多少血圧が高くなります。ただ、何らかの理由で血圧が高くなり過ぎると、様々なトラブルに陥ります。また、妊娠高血圧症候群と診断されると、産後12週まで経過観察をすることになります。

妊娠高血圧症候群は、妊娠後期になればなるほど多くみられるトラブルです。何故かと言いますと、血管や腎臓にかかる負担が大きくなってくるからです。妊娠高血圧症候群は、いったん罹ってしまうと、お産が終了するまで完治することはありません。

どんな症状が出るの?

妊娠高血圧症候群が重症になると、頭痛、耳鳴り、かすみ目などの症状が出たり、危険なけいれん発作を起こすこともあります。また、血管が収縮して、胎盤に送られる血液量が不足し、胎児の発育が遅れる心配も出てきます。

高血圧とタンパク尿が妊娠高血圧症候群のサインですが、こうした自覚症状が全く出ずに、体内でトラブルが進行しているという事も珍しくないそうです。その為、「妊娠36~37週になっていきなり妊娠高血圧症候群と言われた」という事もあるそうです。また、妊娠中は何とか発症を抑える事が出来たけれど、分娩で身体に負担がかかった為に、お産をきっかけに発症するケースもあるそうです。

ですので、特に自覚症状がなくても、「塩分を摂り過ぎない」「規則正しい生活を心掛ける」「体重管理をきちんとする」という事を心掛けて、妊娠高血圧症候群を予防したいものです。

妊娠高血圧症候群を予防するには

妊娠高血圧症候群の原因はよく分かっていないのですが、もともと肥満体型の方、ストレスが強い方などは発症しやすい傾向があります。しかし、原因が分かっていないので「こうすれば確実に予防できる」という事が出来ません。ですので、血圧が高くなりやすい方は、血圧を抑制する努力をしましょう。

妊娠高血圧症候群を予防出来る方法として、「規則正しい生活をする」「適度に体を動かし、メリハリのある毎日を送る」「ストレスを溜めない」ことがあげられます。

  1. 規則正しい生活をする
  2. 適度に体を動かす
  3. ストレスを溜めない

1.規則正しい生活をする

夜更かしをしたり朝遅くまで寝ていたりすると、身体本来のリズムが損なわれ、結果妊娠高血圧症候群になりやすくなります。お仕事をされている方は少し辛いかも知れませんが、出来るだけ規則正しい生活を心掛けられて下さいね。

2.適度に体を動かす

また、体重を過度に増やさないという意味でも、適度な運動はとても大事だと思います。妊娠中、特に妊娠後期に入ると、身体を動かすのも億劫になり、中々運動することが出来ないかも知れません。でも、体調の良い時には、出来るだけウォーキングやヨガをするなどして適度に体を動かしたいものです。

3.ストレスを溜めない

ストレスを溜めないのも妊娠高血圧症候群を予防する大切な項目です。ストレスが溜まると、血圧が上がりやすくなることがあります。ストレスからなるべく遠ざかる、またはストレス解消法を見つけるなどして、ストレスを溜めないようにされたいですね。そういった意味でも、適度な運動は、良いストレス解消法になると思います。

妊娠中は、思った以上に体にストレスがかかっています。常に自分の体に注意を向けていたいですよね。

自分で生活管理をするのも、予防が期待できます。例えば塩分は1日8gが目安です。日本人は、1日12gの塩分を摂っていると言われていますが、これは摂り過ぎなんです。濃い味が好きな方は、いきなり塩分を減らすと味気なくなるかもですが、だしを利かせたり、お酢やレモン汁などの酸味を利用したり、唐辛子やスパイスなどを利用したりして味に変化を持たせる工夫をされてみて下さいね。

妊娠高血圧症候群やその予備軍と診断されてしまったら

実際に「妊娠高血圧症候群」、あるいはその予備軍と診断されてしまったらどうすればよいのでしょうか?

医師から指示があると思いますが、まず頭に入れておきたいのが、「妊娠高血圧症候群は出産まで完治しない」ことです。ですので、かかってしまったものはもうしかたないので、これ以上悪化させない事をいちばんに考えます。治療というよりは、生活に気を付けるという感じでしょうか。

いちばん手っ取り早いのが、「安静に過ごすこと」です。普通、血圧は動くと上がり、じっとしていれば下がります。妊娠高血圧症候群と診断された場合、普段から高血圧なのに、身体を動かすともっと血圧が上昇してしまいます。ですから、妊娠高血圧症候群と診断された場合は、なるべく安静に過ごす事が大切です。

安静にすることで、血圧の上昇を抑え、胎盤にも十分な血液が供給されます。軽症の場合は自宅で、重症の場合は入院して安静にします。

また、お産も経腟分娩になるか、帝王切開となるかはケースバイケースです。高血圧が酷い場合、赤ちゃんの心拍数が減少したり、胎児仮死など赤ちゃんの状態が悪い時には、緊急帝王切開となる事もあります。

また、お産が終わってもすぐに血圧が元通りになる訳ではありません。産後1~2週間で元通りになる方もいれば、1か月以上長引く方もいます。その場合は、退院後もチェックを行います。

初産で妊娠高血圧症候群になった方は次に妊娠でもかかる確率が高く、更に妊娠・出産に関係なく将来的に高血圧になる確率も高いので、その後の生活も注意が必要になるのです。

妊娠後期の過ごし方~マイナートラブルに気をつける

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