妊娠が判明した場合、とてもとても嬉しいことと思います。特に赤ちゃんを待ち望んでいたご夫婦は、望外の喜びだと思います。
しかし、妊娠は病気ではありませんが、明らかに普通の状態とは違います。「無理をせず、動作はゆっくりと」「疲れたら休む」「食生活には普段以上に気を付ける」は鉄則だと思います。
目次
仕事は出来るだけ体が楽な業務に
もし仕事をされている方は、上司にお願いして、出来るだけ体が楽な業務に就かせて頂きましょう。
私も児童養護施設で働いていた時に妊娠が発覚しました。2歳から18歳までの子どもたちの生活を援助させてもらっていたので、体力は人一倍必要です。また、子どもから風邪などをもらいやすい為、自身の体調管理にも気を使わなければなりませんでした。普段からこんな調子なのに、妊娠中に子どもたちと走り回ったりするのは勇気がなくて出来ませんでした(笑)
ですので、まだ妊娠5週ぐらいの時に、上司に相談させて頂いたところ、主に座って出来る仕事に変えて頂けたのです。有難いことでした。
特に妊娠初期は、まだ胎盤が出来上がっていない為、出血しやすいのです。出血はあまりよくありません。体に負担がかかると、疲れやすくなるし出血もしやすくなるので、出来るだけ周りに気を使って頂きましょう。周りの方も、妊婦さんには気を使って頂きたいと感じます。
妊娠初期はホルモンの影響でとにかくだるいのが特徴
妊娠初期は、個人差はありますが、ホルモンの影響でとにかくだるいのが特徴だと思います。hcgが大量に分泌される為、それによる不快感がずっと続くのです。
何もしてなくても、ずっと走っている状態とか言われたりもします。私も妊娠初期は、とにかく疲れやすくぼーっとしていた覚えがあります。疲れたらすぐに休みましょう。
つわりが始まるとしんどさが増してきます
また、つわりが始まると、更にしんどさが増してきます。もうこれは乗り切るしかないのですが、あまりにも酷い時は、点滴が必要な場合もありますし、入院する場合もあるのです。
つわりは時として「怠けている」「甘えている」「大げさだ」と捉えらてしまうのですが、これは大きな間違いです。つわりは本当に辛いのです。
辛い時は旦那様に話して、たまにはご飯を作るのを休ませてもらうとか、家事を手伝ってもらうとかされて下さいね。これはもう、本人しか分からない辛さですから、分かってもらえるまで話すしかありませんよね…
食欲がなくても食べられるときに食べておく
気持ちが悪くて食欲がなくても、出来るだけ食べれるときに食べておきましょう。もう食べられるものなら何でもいいと思います(笑)。栄養バランスを考えて食べるのは、つわりが落ち着いてからでも全然遅くはないのです。妊娠初期はまだ胎盤が出来ていないので、赤ちゃんはお母さんの食べ物にそこまで影響はないと考えられています。
食べづわりの方は、枕元にパンやおにぎりなどの軽食を用意しておくと、起きた時にすぐに食べることが出来ます。また、外出先でもすぐに食べられる物を持っていくといいと思います。
ただ、食べづわりだからと言って、どんどん食べるのはNGです。体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群になりやすくなりますので、体重管理は大事です。出来るだけ低カロリーの物を選んで食べるようにしましょう。
後、これは妊娠時全般に言える事ですが、飲酒・喫煙は絶対ダメです。
妊娠中の喫煙は早産や低体重児の直接の原因にも
もう私なんかが書かなくてもいいとは思いますが、喫煙はニコチンの影響で、血管が収縮してしまい、胎盤に酸素がいきにくくなって、赤ちゃんが酸欠状態に陥る場合もあるそうです。また、早産や低体重児の直接の原因にもなります。
妊娠中の飲酒は胎児の発育に影響がでます
また、飲酒は、胎児の発育に影響がでるとはっきり証明されています。脳に障害が出やすくなってしまうのです。お酒が大好きな方には辛いと思いますが、ここはきっぱりやめましょう。ただ、ノンアルコールのビールは、少量ならばOKと言われている病院もあります。ただ、これも医師にきちんと確認されて下さいね。
断酒は、妊娠が判明した時から赤ちゃんが卒乳するまでなので、結構長いです。でも、子どもの為なら、不思議と我慢できるものなんですよね。
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