妊娠も安定期に入ると、体調も良くなり、色々な場所に外出したくなりますよね。個人的にですが、妊娠中期に是非、旅行に行かれることをお勧めします。
無理に行かれる必要は勿論ありませんが、旅行が好き、外出は好きという方は、体調が安定した妊娠中期の内に行っておいて下さい。
というのも、妊娠後期に入ると、お腹が急に重くなり動くのもしんどくなります。また、マイナートラブルも出てくるので、その様な状態では旅行には中々行けないと思います。
赤ちゃんが産まれてからも、しばらくは育児に追われる為、旅行はおろか外出さえもままならない事が多いのです。
身一つで動ける今だからこそ、無理のない程度にたくさんお出かけされて下さいね。
旅行や外出のときに注意すること
妊娠中の外出時には、まず注意しなければならない事がいくつかあります。
一つ目は、「妊娠は病気ではないけれど、明らかに普通の状態とは違うということを自覚する」事です。
1.普通の状態とは違うことを自覚する
この自覚をするだけでも、危険を回避出来たり、無理なく動けたりするのです。
動作はゆっくり、疲れたらすぐ休憩、そして何かあった時の為に、母子手帳は必ず携帯されて下さい。旅行先では、行かれる場所のどこに産婦人科があるのか把握しておく事も大切です。そうすれば、何かあった時でも落ち着いて対処できると思います。
- 動作はゆっくり
- 疲れたらすぐ休憩
- 母子手帳は必ず携帯
- 旅行先ではどこに産婦人科があるのか把握しておく
2.人ごみはなるべく避ける
妊娠中のお出かけに注意する事の二つ目は、「人ごみはなるべく避けること」です。
混雑している所では、妊娠していると気づかれず後ろから押されたり、すれ違いざまに荷物がお腹にぶつかったりという危険があります。また、妊娠中は免疫力が低下しているので、人ごみの中にいると思わぬ感染症に罹ってしまう危険性もあります。出来るだけ人ごみは避けましょう。
3.服装にも気をつける
妊娠中の外出・旅行時は、服装にも気を付けないといけません。
基本的には妊娠中は動きやすい服や靴がいいです。妊娠中でも、高いヒールを履かれている方もちらほらいらっしゃいますが、大きなお腹でヒールは転倒の危険もありますよね。スニーカーやローファーなど動きやすい、歩きやすいものがベターです。洋服はマタニティウェアなど締め付けないものがいいです。
また、冷えも大敵なので、寒い時期のお出かけの際は、しっかりと防寒対策をされて下さい。冷えから子宮収縮を起こす場合もあるのです。
よく「体の部分の”首”がつく名称のところを温めると良い」と言いますよね。すなわち、首、手首、足首です。たしかにこの部分が冷えると体全体が冷えた感じになります。しっかりと保温されて下さいね。また、お腹の冷えは大敵なので、腹巻や妊婦帯を活用されるといいでしょう。
これらを意識したうえで、次のページでは妊娠中の旅行やアウトドアなどから日常の外出まで、妊娠中に外出するときのそれぞれのケースで気をつけることを書いていきたいと思います。
妊娠中の旅行で気をつけること
まず妊娠中に飛行機に乗るのは出来るだけ避けましょう。里帰りなどやむを得ない場合以外は、きちんと医師の許可を頂いてから乗るようにしましょう。
電車は出来れば指定席を取り、長時間の乗車は避けた方が無難です。妊娠後期は避けた方がいいと思います。
海外旅行は、万一の事があった場合、言葉の壁があることと、例え言葉が堪能でも日本の医療体制と違う場合が多々ある為、海外旅行はあまりお勧めは出来ません。
私も、妊娠中に海外旅行を考えましたが、医療体制が違うと聞いて断念しました。もしどうしても行かれる場合は、現地の病院をよく調べておきましょう。
長くなったので旅行以外の外出、アウトドアや日常の外出時の注意などは次のページで書いていこうと思います。
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