割と有名な不妊治療病院や、そこから独立されて開業された医師のクリニック等では、「卵管形成術」という手術をしている所があります。
卵管形成術とは、子宮からバルーン付きのカテーテルを入れ、卵管手前でバルーンを膨らまし、卵管を押し広げると同時に、カメラによって卵管の様子がよく分かるという手術です。
卵管に不妊原因がある方が対象で(そうでない場合もあります)、実際この手術を行った場合、子宮卵管造影検査において卵管が細いとか、幅が殆どないとか結果が出た患者さんの妊娠率がアップしたそうです。
ただ、効果は約半年で、また癒着してしまう可能性が高いのだそうです。
子宮卵管造影検査で卵管に異常が見付かった場合、この卵管形成術をしてみる価値はあると思います。していない病院が多いので、実施している病院に紹介状なり書いて頂くと、案外すんなりしてもらえます。この手術の為だけに訪れる方も多いみたいですよ。
手術といっても、お腹を切ったりする事はないので入院はしなくていいし、健康保険が適用されます。また、加入している民間の保険の内容によっては保険が下りる場合もあります。
なので、お近くの実施病院にて是非手術を受けられてみてはいかがでしょうか。勿論、早目の方がいいです。体外受精手前まで進んでしまうと、もう体外の方が早いといった状況になっているからです。