不妊治療の病院選びはステップごとに違う(タイミング・人工・体外受精)

不妊治療をするにあたって、病院選びはとても大切です。いくら有名な病院といっても、その病院が自分に合うかどうかは、行ってみないと分からないことが多いのです。

不妊治療の病院選び1 タイミング法~人工受精まで

タイミング法の段階では意外にも「病院への通いやすさ」が大事

例えば、タイミングや人工受精は、はっきり言って技術などはあんまり必要ないかなと思います。どちらの方法も、技術よりはその人の妊娠力にかかっている部分が大きいからです。ですので、タイミングや人口受精までは、出来るだけ通いやすい不妊治療専門病院がベストかなと思います。

普通の産婦人科や婦人科は、妊婦さんがいらっしゃる場合があるので、不妊症の方はストレスに感じる場合があります。そういう場合は出来るだけ不妊治療専門の病院がいいと思います。

先生との相性も不妊治療の病院選びでは重要

次は先生との相性ですよね。近くていい不妊治療の病院を見つけたのに、いざ行ってみると先生との相性がどうも合わない…これはもうある程度仕方のない事だと思います。

立地条件がいいだけに残念至極ですが、先生と話すのがしんどくなったら病院を変えるべきかと思います。ただ、近いのは結構魅力的なので、我慢できるなら我慢してもいいかもですね。「何を取るか」が大切だと思います。

不妊治療は数ヶ月~数年と長く続けることが多いので、できるだけストレスを減らすことがとても重要です。

先生のやり方に疑問があるなら、半年ぐらいは続けて通ってみて、それでも成果が出ないのならば転院を考えてもいいかも知れません。

参考:最初の病院の選び方のポイント

不妊治療の病院選び2 体外受精や顕微鏡受精の場合

体外受精や顕微鏡受精は技術力や実績の高い病院を選ぶ

タイミング法や人工授精から体外受精にステップアップする選択をされた方は、今自分が通っている病院の、体外受精の現状を知る事から始められると良いと思います。

まずは、ネット上で体外受精の情報を詳しく載せているかどうかです。その病院での体外受精の妊娠率から、体外受精の説明、料金まできちんと情報を収集出来るかどうかが一つのポイントです。

ネットは、不特定多数の人が閲覧する場所です。そこで詳しい情報を知る事が出来るのなら、その病院は信頼することが出来ると言えます。

反対に、ネットで詳しい情報が閲覧出来ない場合は、今までタイミング法や人工授精で通っていた病院だとしても一度転院を考えるのも手だと思います。ネットで情報が閲覧出来るという事は、その病院は体外受精に対して自信があるとも言えると思います。患者だけではなく、不特定多数の方にも知られるという事は、結構勇気のいる事だと思うからです。

後は、体外受精説明会を外部の方にも受けられる様にされているのかという点です。病院によっては、今通院している患者だけに説明をする場合もありますが、全く外部の方も聞ける説明会を開催している病院は、信頼出来る病院の一つの目安になると思います。

もし、転院を考えられている方で、体外受精も視野に入れている場合は、上記の事を目安に転院先を決められるといいかも知れません。

参考:体外受精・顕微授精の場合の病院の選び方

不妊治療の病院選び3 結果が出ない時は病院を変えてみる

もしも体外受精や顕微受精をしても中々結果が出ない時は、病院を変えてみるのも一つの手かも知れません。

体外受精、顕微受精を3回したにも関わらず、一度も妊娠されなかった方が、転院してから1度の移植で妊娠したという話は結構聞かれますよね。

これは、必ずしも今まで通っていた病院が悪かったわけではなく、病院を変える事により、ある意味気持ちがリセットされた結果かも知れませんし、新しい病院のやり方がその人に合っていた結果かも知れません。病院を変えた事による期待もあるでしょう。

転院する事は、何も悪い事ではないと思います。結果が出なかったら、セカンドオピニオンを選択するのは、今は当たり前の時代です。

体外受精、特に顕微受精はやり方によって妊娠率も変わってくる

こと不妊治療に関しては、体外受精、顕微受精、またその培養方法のやり方や技術が、病院によってかなりの差があります。そこから、自分に合った病院を探すのはかなり難しい事かも知れませんが、やはり結果が出ない場合は転院してみるという選択肢もあるかなと思います。

タイミング療法や人工受精は、病院によってそんなに差はありません。せいぜい、どんな薬を使うのか、タイミングを見るのに尿検査か血液検査かという違いくらいです。

しかし、体外受精、特に顕微受精では、そのやり方によって妊娠率も変わってくるんです。ですので、病院の情報集めはとても大切だと思います。

転院したほうがいいときと転院しても変わらないケース

今までもよく「医師と合わなければ病院を転院すればいい」とか書かせて頂きましたが、通院を始めてすぐに転院…っていうのは考えものだと思います。

通常、不妊症の検査は2~3月はかかるものですし、医師とのコミュニケーションが上手く取れる様になってくるのも半年ぐらいはかかると思います。

また、妊娠に結びつかなかったらすぐ転院する…というのは患者さんにとっても負担になります。

まず、病院の雰囲気に慣れるのに時間がかかります。それに前にも書かせて頂きましたが、タイミングや人工受精までは病院側の技術はあまり関係なく、そのカップルの妊娠力によるものが殆どです。

そのため、タイミング法や人工授精の場合は「妊娠出来ないから」という理由で転院してもあまり妊娠率自体はあまり変わらないんです。

ただ、環境を変える事によって妊娠力がアップする事はありますので、転院すること自体が悪いのではなく、何となく転院するのではなく転院するときはは慎重に考えてからしたほうがいい、ということです。

医師との相性が合わないときやその病院に通うことがストレスになってきたときなどは転院を考えてみてもいいでしょう。ただ、「何度か通ったのに妊娠できないから」というだけの理由だと転院をしてもあまり意味がないかもしれません。

体外受精や顕微鏡受精の場合は腕の良い病院へ

一方で、体外受精にエントリーするとなった場合、今の病院に不安があるのならすぐにでも転院するべきです。理由は前に書かせて頂いた通りです。

体外受精や顕微鏡受精はそのカップルの妊娠力よりも医師の技術力に大きく妊娠率が左右されます。

また、多額の資金や時間、精神的、身体的負担を強いられる体外受精。そこで病院に対しても不安があっては、もう不安だらけになります。

せめて病院に対してだけは、安心出来る場所であってほしいですね。

参考:体外受精・顕微授精の場合の病院の選び方

不妊治療の病院選び【2】体外受精や顕微鏡受精は技術力や実績の高い病院を選ぶ

タイミング法や人工授精から体外受精にステップアップする選択をされた方は、今自分が通っている病院の、体外受精の現状を知る事から始められると良いと思います。 「不妊治療の病院選び【2】体外受精や顕微鏡受精は技術力や実績の高い病院を選ぶ」の続きを読む…

番外編:人工受精卵管内還流法

人工受精の方法に「卵管内還流法」があります。

聞きなれない方法だと思いますが、理由は一つ、やっている病院が少ないからです。(ちなみにうちで通っていた病院はやっていました)

人工受精は通常、子宮内に精子を注入するのに対し、この方法は精子を注入する際、子宮口でバルーンを膨らませ圧をかけて、精子が卵管まで辿り着く様にする方法です。 「番外編:人工受精卵管内還流法」の続きを読む…

番外編:卵管形成術

割と有名な不妊治療病院や、そこから独立されて開業された医師のクリニック等では、「卵管形成術」という手術をしている所があります。

卵管形成術とは、子宮からバルーン付きのカテーテルを入れ、卵管手前でバルーンを膨らまし、卵管を押し広げると同時に、カメラによって卵管の様子がよく分かるという手術です。 「番外編:卵管形成術」の続きを読む…

体外受精・顕微鏡受精の場合の病院の選び方・技術力や成功率がより重要に

タイミングや人工受精では、病院に通いやすいとか基本的な検査が出来るとか、医師との相性が悪くないぐらいで病院を決めればいいと思うのですが、体外受精や顕微授精等の高度医療となると、かなり慎重に病院を選ぶべきだと思います。

参考:不妊治療の病院選びはステップごとに違う

体外受精や顕微鏡受精となると1回で何十万という費用がかかるので、このステップ以上になると「通いやすさ」や「医師との相性」よりも、技術力や妊娠の実績や成功率など、病院を選ぶときには大事なポイント変わってきます。 「体外受精・顕微鏡受精の場合の病院の選び方・技術力や成功率がより重要に」の続きを読む…