着床前診断について7 着床前診断が日本で浸透するには

着床前診断が日本にもっと浸透するまでには、もう少し時間がかかりそうな感じがします。

日本は、良くも悪くも倫理観が割としっかりとしている国だと思います。海外では、着床前診断だけではなく卵子提供もよく行われています(だからと言って倫理観がないという訳では決してありません)。日本は何をするにも、どちらかと言うと「保守的」な感じですよね。新しいものを取り入れる、受け入れるのに時間がかかるという特徴があると思います。良く言えば慎重、悪く言えば排他的です。 「着床前診断について7 着床前診断が日本で浸透するには」の続きを読む…

着床前診断について6 着床前診断は悪いこと?

ほんの数年前まで、日本は着床前診断について非常にシビアな国でした。

2004年に、あるクリニックの医師が、患者の要望に応えて着床前診断を行い、ちょっとした騒動になりました(これは法的には何の問題もない行為です)。 「着床前診断について6 着床前診断は悪いこと?」の続きを読む…

着床前診断について5 海外では着床前診断を当たり前のように行っている

以前、とあるクリニックの体外受精説明会に参加させて頂いた時に、着床前診断の事について触れていました。そのクリニックは、着床前診断は行っていないようなのですが、ゆくゆくは受ける方が増えると予測されるから、このクリニックでも実施出来るよう考えているという感じでした。 「着床前診断について5 海外では着床前診断を当たり前のように行っている」の続きを読む…

着床前診断について4 正常な受精卵を移植しても100%着床するわけではない

着床前診断を受ける時に、もうひとつ理解しておかなければならない事があります。それは「正常な受精卵を移植しても、100%着床するわけではない」という事です。着床前診断の意義は、「受精卵に遺伝性の疾患があるのか、染色体異常があるのかを見分ける」ことです。着床に関しては、一切力になることは出来ないのです。 「着床前診断について4 正常な受精卵を移植しても100%着床するわけではない」の続きを読む…

着床前診断について3 着床前診断の費用と診断までにかかる時間

着床前診断を受ける際の費用については、受ける診断の方法や医療機関、学会の認可を受けるか受けないかでも違ってきます。

学会の承認を受ける場合は、体外受精の費用プラス10万~20万ぐらいと言われています。ただ、以前も書かせて頂いた通り、承認を得る時間がかかるので、申請をしてから半年~1年後なんてのはザラだそうです。 「着床前診断について3 着床前診断の費用と診断までにかかる時間」の続きを読む…

着床前診断について2 気軽に行えるものではありません

着床前診断は、気軽に行えるものでは到底ありません。

以前の記事にも書かせて頂きましたが、まず学会の承認が必要になる点です。商人が必要な理由は、やはり倫理的に議論の余地があるからなのでしょう。遺伝子の異常を調べる訳ですから、社会的に障がい者に対しての排除に繋がる恐れがあるし、着床前診断は乱暴な言い方をすると「命の選別、選択」なので、その点でも倫理的にどうなの?と異を唱える方がたくさんいらっしゃいます。なので、学会は、議論を重ねて慎重に結論を出す必要があるのです。 「着床前診断について2 気軽に行えるものではありません」の続きを読む…

着床前診断について1 着床前診断とは

近年、国内でも行われ始めている、「着床前診断」についてお話しさせて頂きたいと思います。

着床前診断とは、受精卵が8細胞~胚盤胞前後にまで分割が進んだ段階で、その遺伝子や染色体異常の有無を確認し、将来起こるかも知れない遺伝子疾患や流産の可能性を診断することです。遺伝子における病気や、染色体異常を発見する事ができます。 「着床前診断について1 着床前診断とは」の続きを読む…