女性の頸管粘液不全は、排卵日近くであるにも関わらず、頸管粘液の分泌が少ない事、また排卵日近くには頸管粘液は10cmぐらい伸びるのですが、伸びが悪い等の状態の事です。
タイミング法では毎周期顕微鏡で検査している病院もあるみたいです。親切ですよね…
頸管粘液不全の治療は卵胞ホルモン剤等を使用するのですが、効きがいまいちな場合人工受精にステップアップします。
私個人の考えなのですが、頸管粘液不全のみの原因の場合のみ、人工受精の真の適応になると思います。
人工受精のメリット自体が、「女性の頸管粘液をスルーする」というものなので、人工受精は極めて理に叶った治療になる訳です。
他の適応では正直言って曖昧な部分はあると思います。
タイミング法で中々妊娠しないから、フーナー不良だから、精子の状態が悪いから…どれも人工受精の理に叶っているとは言えないのです。勿論、絶対とは言い切れないですが。
色々な検査をして、これのみが原因の方は人工受精にステップアップされた方がいいと私は思います。原因不明があればまた別ですがね。
ホルモン剤で治療してもいいと思いますが、必ずしも効く訳ではないし、ホルモン剤が体にどの様に左右してしまうか分からないのです。
なので、多少お金はかかりますが、人工受精の方が妊娠する確率は高いと思います。