早期妊娠検査薬と言えば「チェックワンファスト」ですよね。
チェックワンファストは、排卵検査薬と同じで「第1種医薬品」の分類となりますので、薬剤師がいるドラッグストア(処方箋を調剤出来るドラッグストア)でないと扱っていません。
早期妊娠検査薬と表している通り、普通の妊娠検査薬は、生理予定日から一週間後に使用すると書いてあるのですが、チェックワンファストは生理予定日から使用する事が出来る妊娠検査薬です。
何故、そんな検査が出来るのでしょうか?
これは単純に「検査薬の感度の問題」です。妊娠検査薬は、妊娠が成立した場合に分泌され始める、HCGを感知します。HCGは着床が始まってすぐから分泌され始めると言われていますが、ごくごく初期はまだ微量なものです。日が経つにつれて多く分泌され始めるようになり、生理予定日一週間後には、約1000mIU/ml程の分泌量になります。
妊娠検査薬は、生理予定日一週間後からのタイプですと、50mIU/mlのHCGを感知する事が出来ます。ですので、予定日から一週間も待たずとも、検査が可能なのです。しかし、HCGの分泌量は人によって違うため、「まあ、生理予定日から一週間もすれば確実でしょう」という意味合いで、設定されているのです。