FMG注射かFSH注射か?それぞれの違いについて

最近の注射による排卵誘発法は、FSHを選択する事が多いと聞きました。その理由は、卵子の質の問題です。少し整理して考えてみましょう。

FMG注射でもFSH注射でも、投与する時期は基本的に「月経開始から3~5日目」です(タイミング療法や人工受精での、タイミングを合わせる意味での、緊急投与以外)。

FMG注射は、LHを含み(含有量はその種類によって多少違いますが)、FSH注射はLHを含みません。LHは卵胞を成熟させる作用を持つのですが、注射開始時期(生理開始から3~5日目辺り)から分泌されるホルモンではないのです。黄体形成ホルモンなので、その名の通り、排卵前から排卵後のわずかな時期に分泌されるホルモンなのです。

あんまり早い時期にLHを補充すると、卵胞は確かに大きく育ち、また育ち方もいいのですが、卵子の質が若干悪くなると言われているのです。体の自然なホルモンの分泌ではないので、確かにその考えも頷けます。

その点、FSH注射は、LHを含みませんので卵胞を育てる事だけに集中してくれます。大きくするとかではなく、ただ原始卵胞を育ててくれるだけなので、無理な感じはあまりないですよね。

ただ、FSH注射だけだと中々卵胞が育たない場合は、FMG注射の方が効果はあるのです。

ただ純粋に卵胞を育ててくれるFSH注射ですが、やはりLHがなければ排卵もままならない事もあります。

体外受精をされる方で、血液検査にこれといった問題がなく、刺激での採卵をされる場合は、FSH注射を先に投与し、ある程度の時期まできたらFMG注射に切り替えるというケースもあるようです。

しかしながら、卵巣刺激過剰症候群となるリスクが高いのも、FMG注射の方なのです。初期からLHを含んだFMG注射を連続投与すると、卵胞もどんどん大きくなり、その分卵巣に負担が掛かりやすくなるからです。

また、あまり行われませんが、タイミング療法人工受精での、タイミングを合わせる場合でも、FSH注射が有効な場合もあります。もう少し卵胞が育ってほしい、でも排卵はまだしないでほしい…という時にはFSH注射が選択されます。

痛みも多少の違いがあるようです。一般的に、注射はお尻か腕にするのですが、痛いとされるのはFMG注射の方です。原因は…分かりません(笑)私も実際にFSH注射をした事があるのですが、全然痛くありませんでした。HCG注射の方が痛かったくらいです(笑)

排卵誘発は、色々な薬があるだけに、その見極めが難しいと思います。これは細かな血液検査、そして医師の経験とセンスが必要になってくると思っています。

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