低用量ピルの不妊治療での目的

「ピル」というと、不妊治療とは真逆の薬だと思われがちですが、中容量ピルであるプラノバールルテジオンが不妊治療に使用されるように、同じ感じで使用される事があるのです。

不妊治療における低用量ピルの目的は、「排卵を意図的に抑制し、卵巣を休ませることです。実は、これは結構大切な治療になるんです。

不妊治療で疲れた卵巣を休ませる

不妊治療を行っていると、セキソビットクロミッドFMG注射FSH注射HCG注射によって、卵巣は疲れてしまいます。いずれの薬もホルモンを活性化させることによって、無理に排卵を促す部分はある為、どうしても卵巣にはストレスがかかります。

特に、卵巣に直接働きかける注射は、内服薬に比べて、どうしても卵巣に負担が掛かりやすくなるのです。

これは人間にも当てはまりますよね。ずっと働き通しだったら、いつかは疲れで倒れてしまいます。どこかでまとまった休みが欲しくなりますよね。それと一緒で、治療で疲れてしまった卵巣は、「疲れた~、休みたいよ~」とどんどん働いてくれなくなるのです。

また、「薬を服用し続ける内に、薬が効かなくなった」という方がいらっしゃいます。これは、長い事薬を服用した為に、卵巣が自分から働いてくれなくなった結果だと私は思うのです。自分から働くのが、しんどくなった…というところでしょうか。

この様な時の為に、ピルは処方される事があります。

低用量ピルの種類

低用量ピルは、実に色々な種類があります。

有名というか、日本人が最も好んで使用しているものが、「トリキュラー」だと思います。低用量ピルを服用している方の、約40%がこのトリキュラーを服用しているとの事です。他にも「トライディオール」や「リビアン」「アンジュ」などの種類があります。

どの低用量ピルを処方されるのかは、個人の体質に左右されると思います。例えば、トリキュラーを服用して副作用が出てしまった場合は、その人には合っていないと判断され、トライディオールなどの他の種類が処方されます。同じ低用量ピルといっても、成分が微妙に違ってきます。当然、効果も副作用も違ってくるのです(これは薬全般に言えることですが…)。

「21日タイプ」と「28日タイプ」の低用量ピル、どちらがいいの?

低用量ピルには、「21日タイプ」と「28日タイプ」があります。

低用量ピルの服用周期は、「28日周期」と決まっています。つまり、強制的に28日周期となるようにコントロールするのです。ピル服用中は排卵が抑えられますから、子宮内膜も薄くなり、結果としてPMSや生理痛の軽減に繋がります。

低用量ピルは排卵が抑えられますので、避妊効果は100%です(飲み忘れがあった場合は別です)。そして、排卵が無いという事は、卵巣を休ませる事にも繋がります。

「21日タイプ」の低用量ピルは、1つのシートに21錠あります。月経開始から21日間、連続して服用します。そして、7日間はお休みし、生理の有無に関わらず、29日目からまた、新しいシートを始めます。

「28日タイプ」の低用量ピルは、1つのシートに21日分の低用量ピルと、7日分の「偽薬」が入っています。偽薬は書いて字の如く「偽の薬」で、飲んでも体には何の影響もありません。これは、飲み忘れを防ぐため、または同じ時間に薬を飲むという習慣をつける為に考案されたものです。

21日タイプと28日タイプ、どちらがいいのかは、自分の相性です。28日タイプの方が飲み忘れがないのかというと、そうでもないみたいですよ。

医療機関では、恐らくどちらがいいか選択が出来ますので、自分に合ったタイプを選べば良いと思います。

低用量ピルはいつから服用するの?

低用量ピルの服用はほとんどのタイプが「月経開始から服用」です。1日1錠、同じ時間に服用します。ただ、中には「サンデータイプ」といって、月経が開始してから始めての日曜日に飲み始めるというタイプのものもあります。

低用量ピルと中容量ピルの違い

低用量ピルは、中容量ピルと同じく、エストロゲンとプロゲステロンの混合薬です。ただ、ホルモンの量が違うだけです。低用量、中容量とあるのですから、大容量ピルもあります。ただ、避妊を望む場合や卵巣を休ませる場合には、低用量ピルが用いられる事が多いです。

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