薬は必ず製薬会社が製造しています。病院では、製薬会社から薬を購入して、それぞれの患者の症状に合わせて処方されます。
ですので、医師や薬剤師の説明は勿論大切なのですが、薬の製造元の製薬会社が説明してある、薬の成分表や作用、副作用もチェックすると、結構色々な事が分かったりするんです。
例えば、HCG注射は「投与後、24~36時間後に排卵する」と説明がありますよね。36時間後の排卵に合わせて、人工受精や体外受精の採卵などを行っている病院も多いと思います。しかし、HCGを製造している製薬会社の情報を見ると、36時間後に排卵するなんて、どこにも記載がないのです。という事は、HCG自体がLHサージの代わりをしているので、結果的に36時間後に排卵するという概念が浸透したのかなぁという事が想像出来るわけです。
まあ、それが分かったところで「なんだ、そうなのか」程度なんですが、この知識を持つ事によって、HCG注射の見方が変わると思います。その薬や注射について、より深く知る事が出来、また、その知識に基づいて医師や薬剤師にも相談出来るようになるのです。
薬の知識は、正しく持っていることに越した事はありません。自分の体内に入るものですから、深く知っておくことが大切なのです。
薬の情報を調べるだけなら、ネットでも十分
妊娠関係の情報収集は、病院選びを除き、「ネットでの情報収集よりも書籍などの方がいい」と今まで散々書かせて頂いてきました。しかし、薬に関する情報はそうでもないと思います。
まず、薬に関する書籍はあんまりありません。あっても、膨大な種類の薬の情報が記されてあります。1000ページとかに渡るものもあります。後学の為に知識を身に付けたり、後々薬剤師の資格を取りたいというのなら別ですが、そんなに多くの情報はいらないですよね、はっきり言って。
ですので、ただ単に、薬の情報を調べるだけなら、ネットでも十分です。むしろネットの方が効率よく調べる事が出来ます。
個人の薬の効き目が書かれている記事は鵜呑みにしないこと
ただ、ネットで調べるにあたって注意する事があります。それは、個人の薬の効き目が書かれている記事は見ないことです。
薬の効き目は、当然個人差があります。例えば、HCG注射は副作用として、卵巣が腫れたりすることがあるのですが、人によっては気分が悪くなってしまうこともあるんです。こういった個人的なものは、参考に出来ないと思って下さい。あくまで、単に薬の情報が書かれているサイトを閲覧することです。
どうしても他人の意見は聞きたい、見たいですよね。しかし、ここはぐっと我慢です。下手をすると、他人の情報に踊らされることになってしまいます。自分の体は自分で守りたいですね。