排卵のメカニズム【3】キャッチアップとキャッチアップ障害(ピックアップ障害)

LHサージのシャワーを浴びて、卵胞が破れて中の卵胞が飛び出します。この飛び出した卵子を、采卵管という卵管の先にある卵子をキャッチする部分が、ぱっとキャッチします。そして、卵子を卵管内に取り込むのです。これを「キャッチアップ」または「ピックアップ」と言います。

卵子を卵管内に取り込めないキャッチアップ障害

開腹手術や、クラミジアなどによる癒着が原因で、采卵管が上手く機能しない場合は、このキャッチアップが出来ません。また、采卵管が上手く機能しないのは原因が分からない場合もあります。このキャッチアップができず、卵子を卵管内に取り込めない状態を「キャッチアップ障害」または「ピックアップ障害」と呼ばれており、比較的新しい不妊の原因です。

まあ、采卵管の動きや、卵子が見えない以上、ピックアップ障害だねと断定する要素はないのですが、何らかの異常があってもおかしくはない部分なんです。

でも、この采卵管という部分は摩訶不思議な部分でもあります。以前にもお話しさせて頂いたと思うんですが、子宮外妊娠によって右側の卵管を切除した友人がいました。不妊治療に通っていて、医師に「今回は左側しか卵胞がないけど、一応タイミングとっといて」と言われて取ったところ、何とその周期に妊娠したのです!

医師からは「多分、左の采卵管が右側までぐーんと伸びて、卵子をキャッチしたんだと思う。そうとしか思えない」と言われたそうです。詳しい事はよく分かっていなんですが、こんな不思議なことも実際にあるんです。

采卵管にキャッチされ、卵管に取り込まれた卵子は、卵管内を移動しながら精子との出会いを待ちます。

卵管は、ただの空洞ではなく、絨毛と呼ばれる顕微鏡でしか見えない細かくて短い毛がたくさん生えています。卵子は、この絨毛と卵管自体の筋肉のぜん動で、ゆっくり子宮に運ばれます。

ある一説によると、卵子は絨毛と絨毛に乗っかるように、ポーンポーンとはねながら移動しているそうです。何だかボールみたいで面白いですよね。

で、精子と上手く出会えなかった卵子は、そのまま息絶え消えてしまいます。

排卵は卵子が育つこととキャッチアップされることが大事

排卵は、まず「卵子がちょうどいい大きさに育つ」こと、そして「育った卵子がしっかり気卵管内に取り込まれる」こと(キャッチアップされること)、この2つが大切になってきます。

卵子の発育が悪い場合は、ホルモンの働きによるところが大きいです。ストレスなどにより、視床下部から指令が出されない状態になると、排卵どころか卵子の発育が出来なくなってしまうのです。結果、月経不順や無月経となってしまうのです。

対してキャッチアップ障害は、器質的な原因と言えます。ホルモンなどが原因ではなく、単に采卵管自体が機能していないことが原因である為、もし癒着によって采卵管が動けない状態なのであれば、腹腔鏡手術で癒着を切ってあげると正常に機能する可能性が出てくるわけです。

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2014年3月18日 排卵のメカニズム【3】キャッチアップとキャッチアップ障害(ピックアップ障害) はコメントを受け付けていません。 排卵について