「受精するのに外部からの衝撃とかは関係ありますか?」という質問をたまに見かけます。
確かに、卵管内で起こっている細胞分裂の様子を読むと、「大変な事が起こっている、衝撃があったり運動をしたり、他の精子が入ってきたりすると邪魔になって分裂に障害が出るのではないか」と思ってしまいすよね。
実際、高温期に入ったらタイミングを取るのを控えめに指導する医師もいらっしゃるようです。私も鍼灸師の方に「高温期のタイミングは、受精卵の邪魔になったりするよ」と言われた事があります。
でも、これは根拠は全くないんですよね。要はその受精卵の生命力次第なんです。例えば、体外受精をした後に、妊娠が判明するまで極力安静にしていたとしますよね。それでも、うまくいかない事はあるし、逆に適度に動いていてもうまくいく場合はあります。
これはもう、卵管という狭い場所で行われるミクロ、マクロの世界なので外部の衝撃とかは関係なくなってくるのです。排卵後のタイミングも、あんまり気にされる必要はないと思います。どうしても気になるのであれば避妊をしたらいいだけの話ですしね。
とにかく、外部からの衝撃は全く関係ありません。あまり神経質になる必要はないと思いますよ!