人工受精の妊娠率を下げてしまう理由~タイミング・薬・精子

人工受精は、タイミングが命といっても過言ではありません。タイミングがずれてしまうと、人工授精のほうがタイミング指導よりも妊娠率は落ちてしまいます。

人工受精の1周期辺りの妊娠率は5~10%程度ですよね。これは自然妊娠、タイミング指導よりも低いのです。人工受精の妊娠率が低い理由は、タイミングを合わせるのが難しいからだと思います。

逆にタイミングがきちんと合うと、タイミング療法よりも人工受精の方が妊娠率は高いと言われています。頸管粘液をスルーするのですから、当然といえば当然ですよね。

人工授精のときの薬が妊娠率を下げてしまう場合もある

人工受精では、少しでも妊娠の確率を上げる為に、クロミッドなどの内服薬を使用したり、HCG注射が使用されたりする場合が多いです。これもまた、人によっては妊娠率を下げることがあるのです。

顕著な例が「原因が男性不妊で、女性の年齢も高め」の夫婦でしょう。女性は検査の結果、特に問題は見つかりませんでした。しかし、重度の男性不妊の為、人工受精を試してみることになりました。

このケースでありがちなのが、「卵子の質を上げる為に、クロミッドを飲みましょう」と言われ、飲んだ結果、排卵がめちゃくちゃになってしまうことです。私はこの手の話を本当によく聞きます。これでは不妊治療の意味はありませんよね。もっと適切な薬の処方をして頂きたいものです。

人工受精のタイミングが難しい理由

人工受精のタイミングが難しい理由は、精子にもあります。

最近では、精子をそのまま子宮に注入する病院はもうないでしょう。精子には雑菌などが含まれていますので、感染症のリスクが高まるからです。現在は精子を洗浄してから注入するのが一般的だと思います。また、濃縮処理を行い、少量の精子でもより運動率の高い精子のみを注入し、妊娠率を上げる病院も多数あります。

しかし、精子や女性の為によかれと思って洗浄・濃縮処理をしているのに、これをすることによって精子の寿命を縮めている結果になっているのです。

これはある意味、仕方のない事だと思います。まず精子は体外に出るのでこの時点で弱まってしまうのだろうし、洗浄・濃縮処理をすることによって、またさらに弱まってしまうことでしょう。

ある著書の先生が書かれていたことですが、精子の頭の部分には、卵子の殻を破る酵素があるらしいのです。ところが、洗浄・濃縮処理をすることによって、この酵素まで洗い流してしまい、結果妊娠率が低くなってしまう…とのことでした。

私はこの文を読み、とても納得しました。人工受精は元々タイミングを合わせるのが難しいのです。加えて上記のような精子の実態…人工受精においての妊娠率が下がってしまうのも当然と言えるでしょう。

参考文献:「妊娠カウンセリング」   放生 勲  著

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2014年4月1日 人工受精の妊娠率を下げてしまう理由~タイミング・薬・精子 はコメントを受け付けていません。 妊娠する為のタイミング