「妊活と言えば葉酸サプリメント」と言われるほどに、今では知名度がぐんとあがってきたのが葉酸サプリメントです。
実はこの葉酸サプリは妊娠超初期に必要なもので、妊娠チェッカーで反応が出てから飲み始めても遅いと言われています。何しろ妊娠チェッカーで反応が出るころにはすでに重要な臓器などができ上がりつつあるからです。
ですから妊活中の今、すでに葉酸サプリは常に摂っておく必要があります。妊活中の女性なら誰しも知っているものですが、知らない人は今すぐ葉酸サプリを摂るようにしましょう。
先天性異常を避けることができる葉酸サプリ
赤ちゃんの先天性異常のリスクを下げてくれるのが葉酸サプリの役割です。
先天性異常とはどんなものを言うのでしょうか?それは無脳症だったり脳瘤など、脳が不完全になり殆ど形成されないものまた下半身がマヒするものもあります。
この先天性異常は妊娠初期の7週未満から起こることがありますからすでに婦人科にかかっていると手遅れのことが多いのです。妊娠の1か月前から摂取すべき栄養素が葉酸となります。
ただ、妊娠1か月前など予想することはできませんから、油断してサプリメントを飲まないでいることも多いのです。若い頃なら先天性異常は少なかったのですが、最近増えている高齢者出産の場合、そのリスクは高くなります。
葉酸は食事よりもサプリのほうが体内への吸収が高い!?
なぜサプリメントで葉酸をとるのが推奨されているのか?これは国も認可しているのですが、体内への吸収率の違いにあります。
葉酸は体内に吸収されにくい性質を持っていますから、毎日必要量の葉酸を摂る必要があります。
しかしそれには大量の野菜を食べる必要があり、難しいので、妊活中の女性には葉酸が好ましいと言えます。
サプリメントの葉酸の場合だとモノグルタミン酸型でそのまま吸収されるため、利用効率は85%と非常に高いのです。先天性異常を避けるためにはこのモノグルタミン酸型の葉酸を400μgとればよいでしょう。
でも毎日摂取し続けると過剰摂取にならないのか?食事からもたくさん野菜を食べるけれどそれは大丈夫なの?という疑問もありますが、それは不安に思う必要はありません。
食事でとる分の葉酸は殆どカウントされませんから、むしろ便秘対策に野菜をたくさん食べたほうが良いでしょう。